スキルアップに役立つ!「学びの4つのステージ」

こんにちは。

ラグエコーズワークショップアカデミー(REWA)ファシリテーターの奥田拓也です。

「光り光らせる」そんな理念でもってREWAの活動はスタートしました。

考える力を育てる思考ツール「教育のためのTOC(TOCfE)」
ビジネス書から効果的に知識を吸収する読書会
ビジネスモデルキャンバスを使ったビジネス創出
そういったワークショップをこれから提供していくことで、みなさんひとりひとりの人生が光り輝き、そして周りの人たちも光らせていく、そんなお手伝いができたらと思います。

まだ構想中のものが多いですが、これからひとつずつ形にしていきますので、みなさまよろしくお願いします。

さて今日は、人が何か新しいことを学ぶ上でとっても役立つ考え方「学びの4つのステージ」についてお話しして、僕がこれから提供していくワークショップの講座設計についても触れていきたいと思います。

このフレームワークは、いつの頃からか、自分が何かを学ぶときに意識するようになったものです。実は、アメリカの心理学者マズローが提唱した「学習の4段階レベル」と同じだよ、と最近になって教えていただいたことがありました。僕はマズローの話はよく知らないですし、学術的な話ができるわけではありませんが、僕自身の経験から得たお話をしていこうと思います。

僕が考える学びの4つのステージは次のようなものです。
ステージ1:問題がなにかもわかっていないし、うまく対処することもできない
ステージ2:問題が何かわかっているけど、うまく対処することができない
ステージ3:意識してやれば、ある程度自分でうまく対処することができる
ステージ4:意識しなくても、自然体でうまく対処できる


それぞれのステージがどんなもので、何があれば次のステージに移れるのか、についてお話していきます。

まずはステージ1。

この段階は、現状に不満や不便を感じることはあるけれど、それを改善しようとは思っていない状態です。この不便な状態が当たり前のようになっていて、嫌なんだけどどうしようもない、このままこうやっていくしかないと、半ばあきらめのような状態になっているとも言えます。

例えば、職場に苦手な同僚がいるとして、いつもその人と話をしていると嫌な気分になってくる。直接嫌だとは言えないし、話をまったくしないわけにもいかない。まして、相手をいなくすることはできないし、自分が転職することも考えていない。そんな状態の方もいるのではないかと思います。

ああ、嫌だ嫌だと毎日過ごしてしまうのだけれど、だからと言ってその人との付き合い方や、自分の話し方や受け止め方を変えようとは思いませんよね。職場の同僚だから仕方がない、あの人はそんな人だから、そう思ってしまうのではないでしょうか。

ところが、本を読むとかセミナーに参加するといったきっかけで、気づいてしまう瞬間が訪れます。今までしょうがないと思って我慢していた状況って、やっぱり変なことなんじゃないかって。我慢せずにこれを改善する方法はあるんじゃないかって。

何かのきっかけである情報に触れることで【気づき】が生まれて、自分のやってきたことを変えてみようと思う。これが学びのステージ2の状態です。

ただ、注意しないといけないのは、学びのステージ2では、自分の問題に気づいただけで、その問題を解決する方法はほとんど学んでいないということ。なので、ちょっと仕入れた知識で状況を改善しようとトライしてみても、たいていはうまくいきません。そうすると、結果の出ない自分に強いストレスを感じるようになります。

何だよ、あの本に書いてあったこと全然効果ないやん!いや、そもそも自分になんてできることじゃなかったんだよ。となってしまって、やっぱりあの同僚とは距離を置いたほうがいいんだと、ステージ1に逆戻りしてしまうのです。

なにか新しいことを学ぼうとしたとき、その努力が続かないのは、このステージ2のストレスに耐えられなくなることがほとんどだと思います。このストレスが大きな壁となって、人が成長することを阻害してしまっているのです。

僕たちREWAはこの壁を取っ払いたい!!我慢することもあきらめることもなく、誰もが自分の望む人生を送ることができる、そのお手伝いができればと思っています。

 壁にぶつかってしまうのは、決して、本人に才能がないとか努力が足りない、ということではありません。ただ、適切な方法を知らない、つまり、うまくいく方法=【理論】を持っていないということだけなんです。

なんとかここで踏ん張っていただいて、あらゆる手段を使って、適切な理論に触れる機会を持っていただきたい!と強く願っていますし、僕たちがそのひとつの手段として価値を提供できたらと思います。

そうして、うまくいく方法=理論を身につけることで、人は学びのステージ3に移行していきます。

ステージ3になれば、自分がいまやっていることが理論に沿っているのか、それとも理論に反しているのか、自分で評価判断することができるようになります。そして、意識的に理論を実践していくことで、成功体験が増えていくのです。

ひとりではなかなかうまくいかなくても、仲間と一緒にやったり、いい先生に教えてもらうことで、適切なフィードバックを得られるようになります。そして、自分がやっていることが正しいのか間違っているのかの判断の精度がどんどん向上していきます。

だんだん学習することが楽しくなってきて、関連する知識やスキルもどんどん増えていって、それにつれて成功体験も増えていく。そんな好循環が生まれていきます。

たまに失敗することはあるけれど、この段階になると「失敗も学びのため」と思えるようになっています。なので、失敗に臆することなく、いろんなことにチャレンジできるようになる、とても楽しい時期が訪れます。

しかし!ステージ2とステージ3の間には、高い高い高〜い壁がそびえているのですよ。。。それも人によって壁の高さも違います。

ちょっとしたコツ。ちょっとした理論。それを自分自身で発見・理解できれば、できるようになる。本当にちょっとしたことなんだけど、人から言われてもわからない、自分でやってみてもわからない、できない自分がもどかしい、、、相当なストレスがかかって耐えられなくなり、もういいや!ってあきらめてしまいます。

僕の場合は、小学生のときの竹馬とか、中学生のときのバレーボールのアタックとか。何回練習しても全然ダメでしたねぇ。最近だと、ボウリングですかね。きれいなスピンをかけてストライクを取りたいのだけど、なかなか上手な人のように投げられない。ストレスがたまってボウリングが嫌いになりかけました。

ここで大切なのは、本人の「あきらめない心」があると思うのですが、それ以上に「教える側の工夫」が必要だと思います。教える側がどんな言葉で伝えるのか、必要な技術をどんな風に見せるのか、それらをじっくり考えてやってもらう。できないなら何が原因なのか、どう伝えたらわかってもらえるのか、相手とちゃんと向き合って、相手を信じて、丁寧でシンプルな手段で教えることが大事だと思います。

REWAでは、この精神を大切にして、ワークショップを設計していきたいです。あ、決してボウリングの先生を責めているわけではありません。。。

そうやって理論が理解できて、ある日突然ちょっとできるようになったらしめたもの!晴れてステージ3に突入です。

ステージ3で学びの好循環が生まれて、どんどん実践の【経験】を積んでいくと、新しいスキルは意識しなくてもできるようになっていきます。これがステージ4の状態です。

ここまでくると、周囲からは達人と呼ばれるようになっているはず。そのうち、人から教えてほしいとお願いされる立場になっているかもしれません。そんなときは躊躇せず、自分の持っているものをどんどん人に教えていきましょう。人に教えるにあたって、あいまいだったこと、なんとなくできていたことをきっちり言語化する必要が出てくるので、ますます自分のスキルに磨きがかかっていって、達人レベルも向上していきます。

この達人レベルのスキルがお金に結びつくといいですね。自分が好きで得意なことで人の役に立って、生活の糧が得られる。みんながそんな風に働けるようになったら、もっと心に余裕ができて、もっと穏やかで笑顔のあふれる世の中になるんじゃないかと思いますし、そのためにREWAの活動を洗練させていきたいと考えています。

さて、まとめです。

問題が何かもわからずモヤモヤしているステージ1から【気づき】を得ることで、問題が何かわかっているステージ2に移行します。

問題が何かわかってはいるけど、どうしていいかわからないステージ2から、うまくいく方法=【理論】を得ることで、意識してやればうまくいくステージ3の状態に移行します。

意識してうまくできる、人からサポートしてもらってうまくできるステージ3の状態から【経験】を積み重ねることで、意識しないでもできる達人の領域、ステージ4へ移行します。

僕が提供していくREWAのワークショップでも、【気づき】を得る入門編、【理論】を身につける初級編、【経験】を積む中級編、さらにその先の【教える】ことにフォーカスした上級編、といったレベル分けをしようかなと考えています。

学びのレベルだけでなく、ひとりで完結するワークだったり、グループでわいわい楽しみながらできるワークだったり、人数にも幅を持たせて、より深い学びにつながるようにしていきたいと思います。

まだまだ構想段階ですので、みなさんに提供できるのは少し先になると思いますけど、それぞれの学びのステージにあったワークショップを提供して、みなさんひとりひとりが実現したい未来を引き寄せられるように、お手伝いをしていきます。

REWAの開校は、2021年4月3日です。
これから応援よろしくお願いします!!

2 thoughts on “スキルアップに役立つ!「学びの4つのステージ」

  1. 「光り光らせる」理念は何となくイメージできますが、「学びの4つのステージ」ってのがイメージしにくいです。

    文章も章番号を付けるなど構造化が必要だと考えます。非常に読みにくく、非論理的で理解し難いです。

    改善が必要だと思います。

    1. 池田さま

      REWAファシリテーターの奥田です。
      こんにちは。

      コラムに関してコメントありがとうございます。
      「学びの4つのステージ」がイメージしにくかったとのことで、
      文章の論理性にはこれからも気をつけていきたいと思います。

      これから、いろいろなアイデアや手法をお伝えしていきますので
      引き続き読んでいただけたら、またコメントいただけたら嬉しく思います。

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