[開催レポート]7/30開催 カードゲームで人生の最期について語る会

REWAの西浦です。

REWAの西浦です。

7/30(金)に、「カードゲームで人生の最期について語る会」というタイトルで「もしバナゲーム」というカードゲームを使って、人生の最期についてみんなで考え語りあってみる会を開催しました。

「もしバナゲーム」とは?
もしバナゲームは米国発のカードゲームを基に、在宅・緩和ケアを行う医師が日本語に翻訳し、ワークショップで使えるようにルールを考案したカードゲームです。基本的なルールは、場にあるカードに書かれた様々な”死の間際に「大切なこと」として人がよく口にする言葉”を見て自分にとって大切なものを選び取っていくというものです。
詳しくは下記の一般社団法人iACPのホームページの説明をご覧ください。

https://www.i-acp.org/game.html

初開催なので、どうなるかなーと思いながら、時間になると続々と皆さん集まっていただき一安心。
まずは簡単に私の自己紹介とREWAについて紹介をさせていただき、本日の流れについて説明させていただきました。
次に、このイベントが人生の最期という非常にパーソナルな内容を扱うため、皆さんが安心して参加していただくために守っていただきたいこのイベントのルールを丁寧に説明されていただきました。
ルールの説明のあとは、皆さんで自己紹介をして本日一緒に考えてくれるメンバーについて知っていただきました。
その後「もしバナゲーム」のルールと進め方について丁寧に説明させていただきました。
そしてゲームスタート!の前に、紙芝居形式で今回のゲームの前提条件を説明して、ゲームに向けて気持ちを作っていただきました。

そして、とうとうゲームスタート。まず、私の方から皆さんにスタート時点の手持ちカードを発表させていただきました。そして新しいカードを場に並べさせていただき、自分の持ち札と見比べて、自分がほしいカードがあるかを考えていただきました。その後、順番に場のカードと手持ちカードの交換をしていただきました。その際に、皆さん「どうしようかなー。」と悩みながらカードを交換しているのが印象的で、真剣に考えていただいているのが伝わってきました、そんなときは「大切なことなのでじっくり時間をかけて考えてくださいね。」とお声掛けしていただきました。そんな私も「ちょっと待ってもらえますか。」といって考えこむことがありました。そうやってどんどんゲームが進んでいき、皆さん交換したいカードが無くなった時点でゲームは終了しました。

ゲーム終了後振り返りをしました。まずは、自分の手元に残った5枚のカードから特に大切な3枚のカードを選んでいただきました。その後に、その3枚のカードを選んだプロセスについて発表していただきました。その中では、個人的な経験や考え、価値観などを交えて語っていただき、普段他人からは聞くことができない内容のお話が聞くことができて、非常に興味深かったです。また、カードを選ぶ中で、「実は似ているカードが多くて、自分の価値観に気づいた」や「実は選んだ3枚のカードにつながりがあることに気づいた」などの驚きの声もありました。そうやって振り返りをしていると終了時間になったので、皆さんで記念撮影をさせていただき。イベント本編は終了しました。

その後、交流会として自由にお話する場を設けました。皆さん先程の振り返りの続きをしたいということだったので、振り返りの続きとしてお話をしました。その中では「病院で死ぬ」か「自宅で死ぬか」などのお話や「死ぬ前の痛み」についてなどさらに踏み込んだことについてお話をしていきました。そして、交流会も終了のお時間が来てお開きとなりました。

今回、人生の最期について語り合ってみるということをしてみて、自分にはない様々な経験・価値観を知ることができ、他の人のお話を聴きながら自分の価値観についても見つめ直すことができました。
一緒に人生の最期について考えていただいた皆様ありがとうございました。

~参加者の方からいただいた感想~

・予想していたのより面白かった。オンラインで紙のゲームができるのが新鮮でした。ゲームの進行もわかりやすく、参加前の不安はすぐに消えて、集中できました。(Iさん)

・ゲーム方式で新鮮であった(Fさん)