[開催レポート]4/10 対話の時間〜テーマ「花」〜

REWAの西浦です。

4/10(土)に、「対話の時間~テーマ 花~」というタイトルで「花」をテーマに哲学対話をするイベントを行いました。

時間になり皆さんが続々と集まってきてくれました。今日はテーマが「花」ということもあってか、女性の参加者が多かったです。

まずは簡単に私の自己紹介とREWAについて紹介をさせていただきました。
そして、哲学対話が初めての人もいるかもしれないので、哲学対話って何?を説明させていただいて、哲学対話をする上でのルールをお伝えしました。

その後、参加者皆さんに自己紹介をしてもらいました、今回は今日呼ばれたいお名前と一言いただきました。テーマの「花」にまつわるお話しや「なぜ哲学対話に参加したか」などをお話ししてくれました。「最近哲学対話を始めましたー!」という方も数名居られてました。

自己紹介のあとはテーマについての「問い」を皆さんから出していただいて、その中から対話のスタートになる「問い」を選びました。本日の問いは「なぜ花は注目されるのか?」に決定。

問いを出してもらった参加者の方からその問いを出した理由を教えてもらってから、対話がスタートしました。
「幹でも枝でもなく、なぜ花に引きつけられるのか?」という疑問に対して、「子孫を残すために当然引きつけられるように出来ている」と言う意見があり「でも、花が引き付けたいのは媒体となる虫などでは?では人間はなぜ引きつけられるの?」と考えていく中で「生花と造花の価値の違い」ということに興味がいき、そこから「なぜ花を贈るのか?」について考えました。それに対して「無難におさめたい」という考えには個人的には驚きましたが、その理由を聞いてみるとそういった見方があるのかーと納得でした。そうやって花の価値について対話をしているうちに「人間は社会的に何かを成すために花を利用しているのでは」という考えも出てきたりして、どんどん対話が深まってくるのを感じました。そして「木の寿命にはシンパシーを感じないが、花の寿命には感じる」という話題になり、最後には「花のはかなさへのシンパシーで花に注目するのではないか?」と本日の問いに帰着すると言う面白い展開になり、お時間が来ました。
最後に皆さんから最後の一言を発表してもらって対話は終了しました。
そして皆さんで記念撮影、パシャ!

対話終了後、交流会として皆さんでお話をしました。
その中では、対話についてやコミュニケーションについてなどの話題に対して本編の対話のように深ーいお話をさせていただき、とっても楽しい時間でした。

今回「花」というテーマでしたが、実は私は花について詳しくないですし、お花を贈るということもあまりしないという花とは縁遠い人間です。でも対話を通じて花について考えることができて、お花って面白いと興味を持つことができました。ちなみに次の日はお休みだったので植物園にお花を見にいってきました!ちょうどチューリップが満開で美しかったです。こうやって新しいことに興味を持てるようになる、これも哲学対話の楽しいところですよねー。

色々教えていただいて楽しく花のことを考えられました。参加していただいた皆様ありがとうございました。

~参加者の方からいただいた感想~

・会の運営がとてもよかったと思います。雑談タイムをとってくれたのもよかったです。(Kさん)

・和やかな中に刺激も感じられ、とても楽しく感じられました。(Fさん)

・ルールにのっとって進行していく落ち着いた雰囲気が居心地よく、参加者それぞれの発言にじっくり耳を傾けながら、自分自身とも対話をしていたような気がします。また、最後の雑談も、もうひとつ「哲学対話」をしたような時間で、対話やコミュニケーションに関する考え方が広がりました。(Aさん)

・充実した時間を過ごせました。(Fさん)