[開催レポート]4/18 対話の時間〜テーマ 平等〜

REWAの西浦です。

4/18(日)に、「対話の時間~テーマ 平等~」というタイトルで「平等」をテーマに哲学対話をするイベントを行いました。このテーマは以前開催した対話の時間のアンケートの結果をもとに設定してみました。「男女平等」について考えてみたいというご要望があったので、少しの幅を広げて「平等」というテーマを設定しました。

時間になり皆さんが続々と集まってきてくれました。
まずは簡単に私の自己紹介とREWAについて紹介をさせていただきました。
そして、哲学対話が初めての人もいるかもしれないので、哲学対話って何?を説明させていただいて、哲学対話をする上でのルールをお伝えしました。
その後、参加者皆さんに自己紹介をしてもらいました、哲学対話は今日が初めての方から哲学カフェめぐりをされてる方までおられて、こうやって経験の有無によらず一緒に対話できるのが哲学対話の素晴らしさだと改めて感じました。

自己紹介のあとはテーマについての「問い」を皆さんから出していただいて、その中から対話のスタートになる「問い」を選びました。本日の問いは「時間以外に平等なものはあるか?」に決定。

問いを出してもらった参加者の方からその問いを出した理由を教えてもらってから、対話がスタートしました。
「すべての人にとって1秒が同じように流れる」という観点から時間は平等というお話から始まって、「そもそも時間は平等なのか?」「余命が違うのに平等といえるのか?」と対話が深まり新たな問いが出てくる中、「幸せになれる権利は平等」という考えが出てきて、新たな対話の軸ができ、こちらも色々な考えが皆さんからでてきました。そんな中「皆さんはどんな時に平等を感じますか?」という問いかけがあり、自分の経験を思い返して様々な考えを共有していきました。そこで「幸せ」というキーワードに焦点があたり「平等と幸せ」をテーマにどんどん対話が進んでいきました、そして「我々は平等を目指しているがその先に幸せはあるのか?」という問いかけがあり、それに対して様々な考えが飛び交う中、「我々は元々不平等に生まれてくる、生きることはその不平等を埋める作業ではないのか」という考えも出てきてどんどんテーマについて対話が進んでいく中でお時間が来ました。

最後に皆さんから最後の一言を発表してもらいました。
そして記念撮影をして対話の時間は終了しました。

対話終了後、交流会として皆さんで自由にお話をしました。
皆さん「平等」についての対話の熱が冷めないようで、「平等」について考えを共有されてました。
「平等」という言葉が持つ恐ろしさや「平等」を言い換えるとどうなる?など本編とはまた違った面白いお話がありました。

今回「平等」というテーマで対話をさせていただいて、平等を目指すということは法律や制度など形式的なことだけでは実現できない、そこには平等を目指す営みが必要で、こうやって対話を通じて共に考えることも平等を目指すことにつながっているのではないかなーと今まで考えたこともないことを考えることができました。参加者の方からの声で「平等」というテーマを設定しましたが、対話の中で「平等」について考えるきっかけをいただきました。これも哲学対話の楽しいところですね。

一緒に対話をしていただいた皆様ありがとうございました。

~参加者の方からいただいた感想~

・解がない問いに対して深く考えることができました。。(Sさん)

・とても暖かい対話が出来た、有意義な対話が出来たかと個人的に思いました。(SBさん)

・いろんな意見を聞くことができた。(Fさん)

・時間などの構成が良かったです。(Iさん)